あおみこともの。

青ヶ島移住体験プロジェクト-AOGAIJYU-

近年、認知度が高まり移住を検討する人も増えてきた青ヶ島。

しかし青ヶ島には空き家が無く、村営住宅の空きもありません。
正確には村営住宅の空きが全く無い訳ではないのですが、村役場の職員に優先的に割り当てられるなどの事情があり、仕事が決まってない人やリモートワークの人には入居が難しい状態です。

また、実際に住んでみないと分からないことが多すぎて移住のハードルがかなり高い、特に家族で移住を検討している方やリモートワーク等で内地との繋がりも重要となるような人にとって移住先に青ヶ島を選ぶにあたり、メリットがデメリットを上回るのだろうか、そんな懸念がありました。

そこで、青ヶ島の島民に近い生活を体験してもらう移住体験ツアーを実施しました。

プロジェクトリーダーは実際に青ヶ島に移住した鳴海貴斗。自身の経験から最低でも一週間、プログラムを2種類に分けて、移住後に希望する働き方から「青ヶ島で仕事を探す方」と「リモートワーク前提の方」に向けたものにしました。
2023年12月に計2回、6泊7日の移住体験ツアーを行いました。未就学児1名を含む6名が参加され、岡部地区にある民宿に宿泊して、下記のような体験をしました。

・施設見学(村役場、学校、図書館、診療所、保育園、理学療法センター等)
・職業見学、体験(漁業、製塩、焼酎造り)
・島の子どもたちとの「島の未来を考えるワークショップ」
・居酒屋や民宿での交流会

一週間以上の滞在中、食事はほぼ自炊で商店を利用してもらい、船が来ないときの少ない食材でのやりくりや地熱を利用した調理も体験してもらいました。すべてを手助けするのではなく、参加者自ら工夫する姿は既に島民そのもの。交流会で仲良くなった島民の家で鍋パーティーをするなど、主催側が用意しなくとも交流の輪が広がりました。色々な人の話を聞き、観光で訪れるような島の良い面だけでなく、ありのままの生活を体験し、一緒に考えるツアーとなりました。

今回の移住体験のもう一つのテーマは体験者のリアルな感想を発信すること。
体験者による滞在中のInstagramX(Twitter)Facebookでのリアルタイム投稿、体験ツアー終了後のレポート公開、今回参加したメンバーはライターやIU(情報経営イノベーション専門職大学)の在校生など個性豊かで魅力的なメンバーで発信した情報は絶大な反響をもたらしました。

参加者レポートはこちら↓
絶海の孤島「青ヶ島」に行ってきた話

人口156人、上陸困難な“絶海の孤島”青ヶ島を現地取材! 1週間生活してわかった“リアルな島暮らし”

B Lab青ヶ島移住体験レポート♪

青ヶ島での滞在の記憶をホカホカなうちに言語化したい

【こと】【しま】【もの】青ヶ島